フン


私は今、市場の仕事をしている。

最近、出勤する際に用心していることは、
『暗がりの中で駐車場にしてある犬のフンを踏まないこと』だ。

これまでフンについてはいろいろ考えてきた。
フンに対する価値観は人それぞれであることや、する動物によってもそれは変化することなど。

私はやはり、基本的に触れたくもないし、自分のテリトリーにはもちろん入ってきてほしくない。
しかし私はなぜかフンとは縁がある。
通りすがりのハトやカラスに落とされたり、新品の靴で犬のフンを踏んでしまったり。

そしてこのアパートに越してきてこれだ。
実はフンをされたのは今回だけではない。
どうやらここが排泄場所に選ばれてしまったらしい。
これは長い戦いになるかもしれない。
いや、私は戦いたくはない。
戦う術といったら、避けて通ることくらいしか私にはない。
完全に向こうが優位に立っている。
このままでは相手の思う壺だ。
しかし、とりあえずは排泄場所を変えてくれるのを待つしかない。

私のフン闘記はまだまだ続く。